
テニスの試合では「ポイント」・「ゲーム」・「セット」・「マッチ」の順に試合が進行します。
基本は最小単位のポイントから得点を数えていきます。
テニスルール:「ポイント」とは
「ポイント」とは
「ポイント」とは得点の最小単位で、1つのプレーで入る得点のこと。
4ポイント先取(獲得)すると、1ゲーム獲得できます。

「ポイント」と「スコア」の関係
テニスのルールでは、1ゲーム内のポイントをスコアで表示またはコールするのがルールとなります。
ポイント | スコア |
---|---|
0 | 0 |
1 | 15 |
2 | 30 |
3 | 40 |
4 | G |
1ゲーム内で「ポイント」は「1」・「2」・「3」・「4」と数えるのではなく、 「0」→「15」→「30」→「40」→「1ゲーム」と進行します。
またポイントはサーブを打った選手側から数えるのがルールとなります。
基本的には「4ポイントを先に取った側が1ゲーム」をとれるのですが、スコアのカウントが「40-40」とお互いに3ポイントを持った状態ですと「デュース」という特別なルールが発生します。
「デュース」になった場合、相手に2ポイントの差をつけなければ、1ゲームを獲得できなくなります。
テニスルール:「ポイント」が発生するケースについて
「ポイント」が取られる、取るパターンについて軽く紹介します。
先に結論から言うと、以下のようなケースで「ポイント」が発生してきます。
ポイントになる例
- 相手のボールを打ち返せず、空振りした場合
- 相手のボールを打ち返したが、自分のコートのネットにかかった場合
- 相手のボールを打ち返したが、相手コートの外に行った場合(アウト)
- サーブを2回連続で失敗した場合(ダブルフォルト)
- ボレーやスマッシュをした際にネットに触れてしまった場合(タッチネット)
①相手のボールを打ち返せず、空振りした場合
相手のボールを打とうとして、空振りしてしまった場合は、自分のミスになるため相手のポイントになります。
また空振り以外にも、2バウンドして返球した場合にも相手のポイントになります。
②相手のボールを打ち返したが、自分のコートのネットにかかった場合
相手のボールを打ち返すことができたが自分のコート内のネットにかかってしまった場合、相手のポイントになります。
ちなみに「ネット」に当たって、相手のコート内にボールが入れば自分のポイントになります。
③相手のボールを打ち返したが、相手コートの外に行った場合(アウト)
シングルスでもダブルスでもボールがコートの有効エリアに入っていれば「イン」、エリアの外に出てしまったら「アウト」となります。

④サーブを2回連続で失敗した場合(ダブルフォルト)
テニスのプレーの初めに打つサーブは、ファーストサーブ・セカンドサーブの2回打つことができます。
ファーストサーブ(1回目のサーブ)が「ネット」またはコートの有効エリアに入らなかった場合(「フォルト」)に、セカンドサーブを打つことができます。
2回とも失敗してしまった場合は「ダブルフォルト」となり、相手のポイントになります。
⑤ボレーやスマッシュをした際にネットに触れてしまった場合(タッチネット)
ボレーやスマッシュをした際にネットに触れてしまった場合は「タッチネット」と判定され、相手のポイントになります。
「ポイント」が発生するケースについて
お互いにボールを打ち合ってどちらかが相手コートにボールを返せなくなるまでが1プレー
相手コートにボールを返せないというのは、相手コートの範囲内に自分の打ったボールが入らないということで、相手にポイントが入ることになります。
ダブルフォルト(サーブが2回とも入らない)のなどで、他に相手ポイントになるケースもありますが、基本的には相手コートに返せないとポイントになるということを覚えておきましょう。
テニスルール:ポイントのコール(言い方)
テニスでは、1ゲーム内のポイントを素直に1ポイント、2ポイントと表記したり、カウント・コールしたりしません。
例
- 1ポイントならスコア上の得点は「15(フィフティーン)」になります。
- 2ポイントなら「30(サーティ)」になります。
- 3ポイントなら「40(フォーティ)」になります。
実際のポイントとスコア上の表示、コール(言い方)をまとめると以下のようになります。
実際のポイント | スコア上の表示 | コール(言い方) |
---|---|---|
0 | 0 | ラブ |
1 | 15 | フィフティーン |
2 | 30 | サーティ |
3 | 40 | フォーティ |
4 | G | ゲーム |
4ポイント先取で1ゲームが終わったら、また次のゲームが始まります。
テニスルール:デュース
テニスのルールではお互いに3ポイントを持っていた場合、デュースという特別な得点ルールがあります。
このような場合
40 - 40
(フォーティオール)
※お互いに3ポイント持っている状態
この場合、40 - 40 (フォーティオール)とはコールせず、デュースとコールします。
ただし、「40-40」(3ポイントずつ同点)の場合は、4つ目のポイントを取っても、ゲームは終りません。
「40-40」は「デュース」という状態で、この場合は、2ポイント差をつけなければ、ゲームが取れません。
デュースから1ポイント取った状態を次のようにいいます。
アドバンテージ・サーバー | サーバー側が1ポイント取って、リードしているとき |
アドバンテージ・レシーバー | レシーブ側が1ポイント取って、リードしているとき |
アドバンテージサーバー(サーブを打つ側が1ポイント取った場合)の状態で、サーブをする人が連続してポイントを獲得した場合、「ゲーム」となり、1ゲームを獲得することができます。
※「アドバンテージ・サーバー」のときに、レシーブ側にポイントが入ると、また同点で「デュース」となります。
デュースでサーブ側がポイントを取った場合
Ad - 40
(アドバンテージサーバー)
※サーバーが1ポイント取った場合
アドバンテージレシーバー(レシーバーが1ポイント取った場合)の状態で、レシーブ(サーブを返す側)が連続してポイントを獲得した場合、「ゲーム」となり、1ゲームを獲得することができます。
※「アドバンテージ・レシーバー」のときに、サーバー側にポイントが入ると、また同点で「デュース」となります。
デュースでレシーブ側がポイントを取った場合
40 - Ad
(アドバンテージレシーバー)
※レシーバーが1ポイント取った場合
デュースから、交互にポイントを取り続けると、2ポイント差がつかない限り、決着が状態が続きます。
まとめ
テニスの試合で出てくる用語「ポイント」について説明してきましたが、少しは理解できましたでしょうか。
まとめ
- テニスの試合開始時点ではお互いのポイントは0
- 自分がミスをすると相手に1ポイント加算される
- スコアは「0」→「15」→「30」→「40」となる
- 4ポイントを先に取った方がゲームをとることができる(1ゲームGET)
- 「40-40」の場合は2ポイント差がつくまでプレーを行う
ポイントはセットやゲームなどと比べ、言い方も違い、少し馴染みがないかと思いますがテニスの練習の際に何度も使い自然とコールの仕方・ルールを覚えていけますので徐々に覚えていきましょう。