テニスのルール

【テニス初心者】たった5分でわかるテニスのルール

得点の数え方と試合の進め方ルールについて

はじめに、テニスの試合での得点の数え方(カウント)や試合の進め方に関わる、3つの用語を押さえましょう。

押さえておきたい用語

  • ポイント
  • ゲーム
  • セット

ポイント(Point)

テニス用語の「ポイント」とは、得点の最小単位です。

得点を1回獲得するごとに、「1ポイント」「2ポイント」とカウントされます。

ポイントとは

「ポイント」とは得点の最小単位

ポイントを相手より先に多く獲得したプレーヤーが勝つ、というのが得点の基本的なルール

ポイントとスコアの考え方

テニスでは少しややこしいのですが、実際のポイントと、スコアの値の表示が違ってきます

  • 1ポイントならスコア上の得点は「15(フィフティーン)」になります。
  • 2ポイントなら「30(サーティ)」になります。
  • 3ポイントなら「40(フォーティ)」になります。

実際のポイントとスコア上の表示、コール(言い方)をまとめると以下のようになります。

ポイントとスコア、コール仕方

ポイントスコアコールの仕方
00ラブ
115フィフティーン
230サーティ
340フォーティ
4Gゲーム

ゲーム(Game)

テニス用語の「ゲーム」とは、試合の最小単位です。

テニスのルールでは、4ポイントを先に取ったプレーヤーが、「1ゲーム」を獲得したという意味合いになります。

※「4ポイント先に取ったプレーヤーに1ゲーム獲得したことになる」というのが基本ですが、テニスのルールではお互いに3ポイントを持っていた場合、デュースという特別な得点ルールがあります。

このような場合

40 - 40 (フォーティオール)になった場合、特別なルールが発生

後ほど説明しますが、ひとまずは以下をテニスの基本ルールとして理解しておきましょう。

ゲームとは

「ゲーム」とは、得点を基準にした試合の単位

どちらかのプレーヤーが4ポイント先取するまでを「1ゲーム」とカウント

4ポイント先取で1ゲームが終わったら、また次のゲームが始まります。

デュースについて知っておこう

先ほど「4ポイント先に取ったプレーヤーに1ゲームを獲得する」と記載しましたが、テニスのルールではお互いに3ポイントを持っていた場合、デュースという特別な得点ルールがあります。

このような場合

40 - 40

(フォーティオール)

※お互いに3ポイント持っている状態

この場合、40 - 40 (フォーティオール)とはコールせず、デュースとコールします。

そしてもう一つデュースになった場合にはルールがあり、2ポイント差をつけないと1ゲームが終わりません

デュースから1ポイント差がついたとき、サーバー(サーブをする人)とレシーバー(サーブを返す人)のどちらがポイントを取ったかによって、コールの仕方が変わります。

デュースでサーブ側がポイントを取った場合

Ad - 40

アドバンテージサーバー

※サーバーが1ポイント取った場合

アドバンテージサーバー(サーブを打つ側が1ポイント取った場合)の状態で、サーブをする人が連続してポイントを獲得した場合、「ゲーム」となり、1ゲームを獲得することができます。

デュースでレシーブ側がポイントを取った場合

40 - Ad

アドバンテージレシーバー

※レシーバーが1ポイント取った場合

アドバンテージレシーバー(レシーバーが1ポイント取った場合)の状態で、レシーブ(サーブを返す側)が連続してポイントを獲得した場合、「ゲーム」となり、1ゲームを獲得することができます。

ゲームとは

「ゲーム」とは、得点を基準にした試合の単位

どちらかのプレーヤーが4ポイント先取するまでを、「1ゲーム」と数えます。

ただし、「40-40」になった場合は、デュースになりどちらかが2ポイント差を付けたら1ゲームと数える。

1ゲームが終わったら、また次のゲームが始まります。

セット(マッチ)

「ゲーム」の集合体だと理解してください。「ゲーム」より大きな試合の単位のことを「セット」といいます。

テニスの試合では「マッチ」という用語が使われることがありますが、マッチ数とセット数はイコールだと思って大丈夫です。

先に6ゲームを獲得したプレーヤーが、「1セット」を獲得します。

例えば、計5セットの試合なら3セット、計3セットの試合なら2セット選手したほうが勝ちです。

セットとは

セットとは、「ゲーム」より大きな試合の単位で、どちらかの選手が6ゲーム獲得するまでを、「1セット」と数えます。

最終的に、規定のセット数を獲得したプレーヤーが勝者です。

マッチ数=セット数を指しています。

「セット」にも例外が2つあります

デュースでレシーブ側がポイントを取った場合

  • 「5-5」の場合は2ポイント差をつけないと「セット」が終わらない
  • 「6-6」になった場合は「タイブレーク」が発生

セットポイントが「5-5」の場合、2ポイント差をつけないといけません。

セットポイントが「6-6」になった場合は「タイブレーク」が発生します。

タイブレークについて知っておこう

ゲームの獲得数が「6-6」のときに、「タイブレーク」が発生します。

特別に12ポイント制のゲームが用意され、2ポイント差をつけて7ポイントを先取したプレーヤーが勝利することができます。

もし「6-6」となってしまった場合は、2ポイント連続で先取したプレーヤーが勝利することができます。

タイブレーク

12ポイント制のゲーム

2ポイント差をつけて7ポイントを先取する

6ポイント同士になってから2ポイント連続で先取する

ポイントが入る条件は

テニスでポイントが入るケースは色々ありますが、主なものは以下のような時です。

ポイントが入るパターン

  • サービス(サーブ)を2回失敗した場合(ダブルフォルト
  • 打った球が相手のコートの外にいってしまった場合(アウト
  • 打った球が自分コートのネットにかかってしまった場合(ネット
  • ネットに触れた場合(タッチネット

コートの「イン」と「アウト」の判定

シングルスとダブルスでは、「イン」なるコートの有効エリアに違いがあり、「イン」と「アウト」のポイントが入る判定も違ってきます。

シングルスでもダブルスでもボールがコートの有効エリアに入っていれば「イン」エリアの外に出てしまったら「アウト」となります。

シングルスでは、ダブルスより「イン」の範囲が狭いです。

シングルスの場合

シングルスの場合、以下の赤枠がコートの有効エリアになりまので、エリアの外にボールが入っても「アウト」になります。

シングルスの場合、アウト

ダブルスの場合

ダブルスの場合、以下の赤枠がコートの有効エリアになりまので、ボールはエリアの中にありますので「イン」になります。

ダブルスの場合、インになる

シングルスとダブルスでは、サイドライン(両側の横ライン)が違います。

コートを見ると、サイドラインは内側と外側に2本あります。

シングルスは、内側のサイドラインまでなら「イン」、ダブルスは、外側のサイドラインまでなら「イン」と判定されます。

サーブとレシーブのルール

サーブとレシーブの違いや、その交代のルールについて説明します。

サーバー、レシーバーの違い

サーバーとは?

サーバーとは、「サーブ」を打つ側のことです。

レシーバーとは?

レシーバーは、サーバーが打ったボールを、打ち返す側のことです。

交代のルール

サーバーとレシーバーの役割は、1ゲームごとに交代します。

テニスの試合ではサーバー側(サーブを打つ人)が有利になり、レシーバー側(サーブを返す人)の方が不利になる傾向があります。

ゲームでサーバーが勝つと、有利な形勢を保守する意味で、「キープ」と言われます。

逆に、不利なほうのレシーバーが勝ったら、そのゲームは「ブレイク」と言われます。

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